| ■2006/07/26 (水) 985@島根旅行記(1) |
北九州の門司から高速で4時間走ると、島根に入る。そこから下道をさらに2時間ほどで、斐川町の直江に到着だ。市町村合併したのか、直江町は出ていきました。ここにいるのはただの直江です。
「直江町は……あー、30分ぐらいでいいよね」
「なんで!!なにがあるかわからないからこそ、2時間ぐらいは散策しなきゃ!」
「……ないって。なんもないって」
冷静にたしなめられながら出発シンコー。
さすがに直江町のためだけに島根まで行こうとは思わんなあ、と苦笑していたのが嘘のようだ。だってせっかく行くならきちんと見なきゃあ…、ね。そうそう。これはけしてミーハーなんかじゃなくて、観光よただの。
と、自分に言い聞かせて乗り込んだ(というか怪我があるので、申し訳ないが後部座席に寝転がる)というのに、まったくもって、あとの二人がクールすぎなのだ!
運転に集中しているからか、助手席の視力がいいのか、
「あ、さっきのガソリンスタンドに直江って」
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!どこぉぉぉぉぉぉ!?」
「あ、次の直江の信号を右」
「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!写真と……ッ」
って、これ
「窓から観光」かよ!?
あの、少しはスピード緩めてくれませんか……?
「降りてもいいよ〜。戻ってきたとき車があるかは分からんけど」
えーん、えーん、いじめっこがいるよぅ。
しかたないので窓を開けて身を乗り出し、パパラッチさながらにカメラを構える。途中ふと「つうかなんであたしが一人こんなはしゃがなきゃいけないんだ?(答え:じゃないとほんとうにスルーされるから)」と我にかえるが、
次の瞬間、
「……ッ!? さっき直江一番絞りって……!」
「ないない。それはない」
といっぺんの間もなく否定されたものは、後で全員できちんと確認したら「直江一式飾り」でした。
……ね、反射的に…、ね。
ちなみに一式飾りというのは、生活用具一式でなにかのオブジェ(オタマとかまな板とかで作られた鉄腕アトムとか)を作るというものらしいです。
あたしもいつか生活用具一式で直江を作りたいもんだ。
| ■2006/07/28 (金) 987@島根旅行記(3) |
直江町散策の目印は直江駅だ。その周辺をまわればよろし。
地図にも載っているが、国道をそれるのでいまいちわかりにくい。
ふらふら走っているうちにどうやら駅をとうに通りすぎたらしいと気づいた私たち。
あとの二人は
すでに見切りをつけて帰ろうとしている。
まずいと思った私は、コンビニで道を訊くために積極的に車を降りた。
レジのおばちゃんは「ああ」と少し複雑そうな顔をしながらも親切に教えてくれた。
「直江はねえー、少しわかりにくいからねえー」
「………………。そうですねえー」
思わず真顔で同意。ありがとうございます。深い言葉だ。(え?)
さて、細い細い田んぼ道をのんびり行くと、それっぽいものが見えてきた。
車を降り(これから行く神社や城のことで頭がいっぱいで、降りもしやがらねえ運転手)、駅に行くための歩道橋を見上げてウーンとしばし黙考していると雨音さんがやってきた。
「のぼるん?」
「……行きマスヨ。ここまで来たら……」
ようよう手すりにつかまりつつ向こう側に辿り着き、羞恥に肩をすくませながら、「お金もってる?」ともじもじねだる。
駅事務員のいない無人駅に延々響く、
カチャーン(硬貨を入れる音)・ベイーン(切符が出てくる音)。
カチャーン・ベイーン・カチャーン・ベイーン……(エンドレス)
別に乗らないので最寄りでOK。小児半額。
出てきた通行手形を見て、「180じゃなくて801だったらよかったのにネ!」と言ったら、「ないないない」と普通に言われてしまった。
そんな『直江→180円』の切符は、帰ってから親しい人たちにおみやげとしてあげた。
願わくば、彼女たちの夢の中に、直江が銀河鉄道のいざないにあらわれますように。
| ■2006/07/29 (土) 988@島根旅行記(4) |
もちろん直江町だけ見ていたわけじゃない。
ほかにも、ラフカディオ・ハーンこと小泉八雲記念館。
耳なし芳一の作者です。まあ!このダンディなオジサマ(帰化したのだ)が!
松江城はちょっと登れないので、二人が天守閣に登ってる間、城の見える木陰でぼんやりお留守番。
出雲大社は恋愛成就で有名どころ。ちゃんと願う。もちろん仰木さん――
(……のコスプレができるひとがあらわれますように)
恋じゃないのか。
えんむすびの占いもしました。紙に10円玉をのせて、池に流す。沈む早さで、えんむすばれる時期が。沈む場所で、相手が近くにいるかどうかがわかるらしい。
「せえの」で池に浮かべる直高。
その瞬間、トプン!と同時に沈む二つの紙。
熱く無言で見つめ合う直高。
「だから念を使うな!」と仰木さんにはたかれる直江。
夢が広がります(?)。いやいや仰木さん、もしかしたらホントに使ってないのかも、ヨ?
私はといえば、「シシシ困ったなあ。これじゃあこの旅行が終わる頃には結婚しちゃってるよ」とにやついていたのだが、なぜか今変わらずひとりでパソコンを打っている。不思議だ。代わりに後輩から「9月に結婚しまーす」と招待状が来た。不思議だ。
距離的には九州に近いのに、なぜかあまり行く機会の少ない山陰。
「こんなイキイキしてる姿初めて見た……」
とRちゃんに言われ、「やっぱり30分ぐらいで終わったね」と雨音さんに笑われた直江町。
いつか大雨洪水警報などが出ていないときに、もう一度見てみたいと思う。
この妙に落ち着かない気持ちになるあの一帯を、2時間ほど徒歩で!
というわけで島根旅行記これにて終了。
さあみんなも機会がありましたらごいっしょに!直江町にレッツ・トライ!
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